動物たちの命のこと (1)
こんにちは。
波琉南です。
わんにゃんリンパケアの代表、まりさんの目指すところは、動物たちの命の尊厳。
みんなどんな子も同じ命。
それなのに、生まれた環境や育った環境で、大きく変わってしまう。
なにが変わるのか・・ちょっとづつ紐解いていきましょう。
そしてこの線引きの問題点を解決できるきっかけになるといいなと思っています。
今回は、テーマとして動物の命・保護犬・保護猫に焦点を当てて、
少しずつ私の知識の中でのお話になりますけれど、お伝えできればと思います。
日本国内には、本所 支所 合わせて 590ヶ所の保健所があります。
保健所の仕事には、人にそった部署もありますが、
それとは大きく異なった動物を扱う部署があります。
動物を扱うと言うとどんなことをするのかと思われる方に軽くご説明しますね。
ここでは、ワンコのことを主にお話していきたいと思いますが、ニャンコも同じような扱いになります。
保健所内での動物を扱う仕事の一番大きな内容として、
迷子になったワンコやニャンコたちが、町中をうろついていた時に
その子たちが危害を加えないよう、また危害に合わないように保護して収容するのが保健所です。
収容される子達の中には、明らかに家庭犬で迷子になったんだなと言う子もいれば、
野良犬や野犬と呼ばれる子達もいます。
ただ、保健所に収容されてしまうと扱いとしては同じになります。
それぞれの保健所で業務の内容が異なるのですが、
法律では、収容の公示の期間(飼い主を探す期間)が設けられており、
3日間から、長いところで2週間位となっています。
その定められた期間内に飼い主からのお迎えのなかった子達は、
殺処分と言う残酷な処分が待っています。
その殺処分の方法は、決して安楽死ではありません。
二酸化炭素(炭酸ガス・CO2ガス)を密閉された小さな個室に注入します。
それは、〝窒息死〟であり、溺れ死ぬ状態に似ており、犬猫たちは苦しみ悶えながら死んでいきます。
特に小さなうちは10分以上二酸化炭素を注入しても息が絶えていない場合が多く、
決して短いとは言えない時間怯えて苦しみながら死んでいくのです。
その殺処分という残酷な運命から救うひとつの手立てが、
里親さんを募り新しい家族の元に譲渡されること。
最近では動物愛護センターという施設のある県が増えてきています。
そのセンターで行き場のなくなった子達を一時保護し、
新しい飼い主さん達との出会いの時間を作るのです。
そうすることで無駄に消えていく命が救われます。
このことはまた次の機会にお話しします。
ですが、全ての子達が救われるわけではありません。
中には、飼い主自ら、もういらないからと持ち込む信じられない実態もあります。
ひどいですよね!
ここに平成31年度の環境省自然環境局 総務課 動物愛護管理室からのデータ
犬・猫の引取り及び負傷動物等の収容並びに処分の状況があります。
https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/statistics/dog-cat.html
これだけの動物達が収容され、返還・譲渡、そして殺処分されています。
この数を見られて、何か感じていただけたらいいなと思っています。
今回はここまでのお話で。
次回も興味を持って読んでいただける内容にしたいと思います。
੯•໒❤️ HARUNA