ワンコから知るたくさんの事 (6) シニアなワンコさん達

 

こんにちは。
波琉南です。

今年はコロナに始まりコロナで終わりそうな師走になってしまいましたね。
皆さん、お元気でお過ごしですか?

 

今日のテーマ。
『シニアなワンコさん達』
我ながら、何が言いたいんだと思いつつテーマにしてみました(笑)

シニアワンコさんの事

人と一緒でシニアなので、それなりにお年を召してこられることもあり、健康の変化があるということを書いてみようかな〜〜と
テーマにしてみました。

人もワンコさん達も同じだな〜って思います。

ワンコさんにもシニアになると認知症の症状が出ること、ご存知ですか?

ワンコさんの認知かな〜と思われる症状を上げてみますね。

まず・・・・
・何もないところをぼーっと見ていたり、ぼんやりフリーズする
・壁に頭を付けてフリーズしたり、狭いところに入りこみ、バックできず出られない。
・今までできていたことができなくなる
・粗相(そそう)が増える

このようなことで、何か変だと気づくことになります。

認知症状が進むと・・・

・ぐるぐると同じところを回る(認知症(痴呆)ではなく、前庭障害という脳の障害の場合もあり)
・徘徊(ひたすら意味もなく歩き回る)
・知り合いや飼い主などへの態度が変わる(噛むことのなかった子が噛むようになったり、唸り出したりする)
・生活が昼夜逆転する(昼間寝て、夜起きて徘徊したり、夜鳴きをする)
・抑揚(よくよう)のない、単調な声で鳴き続ける

こうなってくると、介護という飼い主さんにとって、ワンコさんのために大事な時間を過ごす期間に入ったんだと思ってください。

《治療方法》

犬の認知症・痴呆に有効な治療薬というものは今のところないようです。

夜泣きや徘徊を止めるための鎮痛剤や麻酔薬もあるようですが、これも人間と一緒で投与することで、
認知症が進んでしまう可能性が大きいです。

サプリやフードで、DHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)の入ったものが、
症状を緩和させる働きがあると言われています。

《予防と対策》

シニアなワンコさんにとって、毎日が予防の日々になります。
・日光浴
・適切な運動
・声かけを欠かさない
・早めにサプリを使う
・体を触って刺激を与える(わんにゃんリンパケアはとても有効です)などなど。

こう書くと本当に人と同じだな〜って、思っちゃいますね。
ちょっとしたことですが、散歩コースを変えるだけでも脳の刺激になるんです。
お部屋の配置を変えてみることで、いつも置いてあるベッドやケージの位置が変わることも刺激になります。
今は、ワンコさん用の『知育玩具』というものもありますので、検索してみてください。
楽しんで脳を刺激できるものを与えてあげるのも進行を遅らせることができると言われています。
ぜひ、大事なワンコさん達にプレゼントしてあげてくださいね。

それでもシニアのワンコさんは、残された時間で手がかかるようになります。
・認知になってオムツが必要になるでしょう。
・認知が進むとご飯を上手に食べられなくなってくるでしょう。
・足腰が弱くなって、歩くことも立っていることもできなくなります。
・手を貸さないと何もできなくなって来ます。

それは老いが迫って来ているということです。
ワンコさん達の老いは坂道を転げる速さで進みます。
数ヶ月前とは明らかに違って来ます。

飼い主さんにとって、自分の時間を取られたり、洗濯物が増えたり、寝不足になったりと
体力的にも大変になるかと思います。
でも、人には家族や友達もいますが、ワンコさん達にとっては飼い主さんしか頼れる人はいません。
人ももちろんですが、ワンコさんだって、好きで認知症になるわけでもありません。
それまでは、一緒に泣いたり笑ったり、楽しい時間を過ごしたり、
落ち込んだ飼い主さんの心を癒し、励ましてくれたりして来たはずのワンコさん達です。

今度は飼い主さんがワンコさん達を安心させてお世話という恩返しをする番です。
ワンコさん達は飼い主さんが大好き❣️
側で声を聞いていたり、触ってもらったりするだけでも安心します。
これからの残された時間を後悔せず、大切なものにするためにもどうか、ワンコさん達に寄り添ってあげてくださいね。

まさに私も今、介護の最中です。
この子に合わせて1日が過ぎます。
大変です・・でもなぜか、楽しくて、お世話が続いてることが嬉しいと思う私がいます。
それはなぜか・・・。
この子が私を頼っていることがわかるからです。
この子には私しかいないんだと強く思うからです。
そして、後悔せず、犬生を全うし、最期の時を迎えさせてあげたいと思う使命感。

綺麗事ではなく・・・素直にそう思えます。

 

皆さんのお家のシニアのワンコさん達も不安に思うことなく寂しい思いをせず、
そして、最後まで楽しく過ごせることを願っています。

ワンコさんの介護も一人で抱えず、家族で向き合い、お友達に話したりして、
飼い主さんも楽しいと思えるワンコさんとの時間になりますように❤️

❤️ HARUNA