ワンコから知るたくさんの事 (3)病気

こんにちは。
波琉南です。

日々の気温差に体調を壊されていませんか?
お大事にされてくださいね。

 

さて、今回の話題は・・・と、ずっと考えていましたが、
私も気になっている、犬種によってかかりやすい病気についてお話ししていこうと思います。
病気に関しては、どの犬種もかかるものであり、絶対はないのですけれど、
犬種でかかりやすい病気があることも知っておくといいかなと思います。

病気の中には、「遺伝性疾患」というものもあり、これは、遺伝子に変異が起きて引き起こされる病気のことです。
もっと詳しく話しますと、、、
純血種の動物達では、限られた中で、同じ品種の動物の繁殖を繰り返すことにより近親交配が進んでしまい、
変異した遺伝子が固定されることにより、その犬種の発症しやすい遺伝性疾患として現れるのです。

  • 純血種は雑種に比べると病気にかかりやすい傾向がある。
  • それぞれの純血種によって、関節、皮膚、脳、心臓、呼吸器など、疾患が起こりやすい部分が異なる。
  • 愛犬のかかりやすい病気を知っておくことで、日々の生活でも注意がしやすくなり、
    適切なケアをして、犬が健康で長生きできる手助けができる。

先にも書きましたけれど、絶対にその病気になるとは限らないけれど、可能性が高いということで、読んでいただければと思います。

 

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【特に人気がある犬種の中から、どのような病気にかかりやすいのか調べてみました】

 

●プードル
(トイ、ミディアム、ミニチュア、スタンダード)
膝蓋骨の脱臼・軟骨形成不全・過敏性皮膚炎・てんかん・気管虚脱・白内障

●チワワ
肩関節や膝関節の脱臼・てんかん・水頭症・気管虚脱・緑内障、角膜浮腫・口蓋裂

●ポメラニアン
膝蓋骨脱臼や肩甲関節の脱臼・水頭症が原因の頭蓋破裂・動脈管開存症

●ヨークシャーテリア
膝蓋骨脱臼・水頭症・肝性脳症(門脈シャント)・ドライアイ

●パピヨン
膝蓋骨脱臼・逆まつ毛・眼瞼内反症・白内障

●柴犬
膝蓋骨脱臼・アトピー性皮膚炎・外耳炎・角膜炎

●ウェルシュ・コーギー
股関節の形成不全・変性性脊髄症・てんかん・腎皮質形成不全・腎形成不全などの腎臓障害

●パグ
膝蓋骨脱臼・口蓋裂・口唇裂・軟口蓋過長症

●ミニチュア・ピンシャー
肩関節の脱臼・レッグパーセス病・皮膚疾患

●ラブラドール・レトリバー
股関節や肩関節の形成不全・黒色腫や肥満細胞腫などの皮膚ガン・白内障・糖尿病・甲状腺機能低下症

●ゴールデン・レトリーバー
ひじ関節や股関節の形成不全・アトピー性皮膚炎・湿性皮膚炎

●キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル
膝蓋骨脱臼・僧房弁閉鎖不全症・口蓋裂

●ボーダー・コリー
鼻の日光性皮膚炎・てんかん・難聴などの聴覚障害

●フレンチ・ブルドッグ
水頭症・動脈管開存症・眼瞼内反症、眼瞼外反症・口蓋裂

●マルチーズ
水頭症・外耳炎・眼瞼内反症

●ミニチュアシュナウザー
心臓の拍動異常による洞房結節性失神・皮膚病

●シー・ズー
腎皮質形成不全・腎形成不全などの腎臓障害・角膜炎・逆まつげ・まつげの乱生・進行性網膜萎縮

●ビーグル
尿道裂・小眼球症をともなう白内障

●ダックスフント・ミニチュアダックスフント
眼瞼外反症・緑内障・進行性網膜萎縮・口蓋裂・網膜異常・小眼球症

●ジャックラッセルテリア
難聴などの聴覚障害・皮膚疾患

 

※ダックスフントやミニチュアダックスフント、ウェルシュ・コーギー・ペンブロークといった腰の長い犬のは、椎間板ヘルニアや、頸椎症(首の椎間板ヘルニア)になりやすい。また、ミニチュア・ピンシャーは鼠径ヘルニアになりやすい。
※甲状腺機能や、泌尿器系に異常が出やすい犬種もある。
※雑種犬は血統を絞らず交配を繰り返すため、一番犬本来の姿に近く、そして病気にも比較的強い。

 

お家のワンコさん、これから迎えようと思うワンコさん達のなりやすい、かかりやすい病気を知り、知識を得て、
病気に対する心の準備と覚悟も持って向き合ってくださいね。

飼い主さんもワンコさん達も健康で、一緒に過ごす時間を少しでも長く続けるために、
今回の内容がお役にたてるなうようなものであればいいなと思っています(^^)

では、次回もよろしくお願いいたします。
またね👋

❤️ HARUNA